では慢性疲労症候群の治療と予防はどうなっているのでしょうか?
内科的戦略
一般的に認知行動療法や段階的運動療法などの非薬物療法に加えて、対症療法的薬物療法がおこなわれます。たとえば、痛みには非ステロイド性抗炎症剤が、うつ症状には抗うつ剤不安症に抗不安薬といった具合です。また疲労感、不眠の軽減を目的にビタミンCyaビタミンB12なども処方されることも多いようです。また症状に応じた漢方薬も処方されます。
心がけたい食生活
疲労感の少ない方を調べたところ、米食で副菜の種類が豊富で、特に野菜、きのこ、果物などを多く摂取していることがわかりました。また疲労感の高い人は欠食率が高く、夜9時以降に夕食を摂る率が高かったようです。
+αの生活習慣
またすぐできる予防策として、「笑い」と「プラス思考」が挙げられます
笑いにより免疫力(NK細胞活性)が高まり、プラス思考により意欲の低下や疲労の悪化を防ぎます。
参考資料: 日本製薬工業 ちょっと役立つはなし 第93号より